定例記者会見令和4年9月

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ページID1030095  更新日 令和6年3月8日

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(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。

日時・会場

令和4年9月27日(火曜日)午後1時から
宇都宮市役所・14階大会議室

発表事項

 庁議結果の発表の前に、「いちご一会とちぎ国体」について、一言、申し上げます。

 本市では今月、「いちご一会とちぎ国体」の会期前競技として、弓道、体操、水泳競技を開催いたしました。熱い応援を受けて、各選手が素晴らしい活躍をされ、会場は大いに盛り上がりました。3年ぶり、有観客での国体を、皆様が楽しんでいらっしゃると実感しております。この流れを10月の本大会にしっかりとつなげるとともに、選手の皆様に最高のパフォーマンスを発揮していただけるように、そして、多くの来訪者の方に「宇都宮に来てよかった、また来たい」と思っていただけるように、万全の感染症対策と、最高の「おもてなし」でお迎えし、市民総参加でさらに盛り上げていきたいと思っております。

 それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。

 まず、「令和5年度当初予算編成方針」についてでありますが、令和5年度当初予算につきましては、現在、策定を進めております「第6次宇都宮市総合計画改定基本計画」の初年度の予算となりますことから、同計画に掲げる「スーパースマートシティ」の着実な実現に向けた 大きな一歩となるよう、健全な財政運営を基本としながら、「地域共生社会」、「地域経済循環社会」、「脱炭素社会」の3つの社会の形成に資する施策・事業について、優先化・重点化を図るとともに、3つの社会形成の原動力となる「人づくり」やあらゆる分野における「DXの推進」の強化、3つの社会の基盤となる「NCC」の形成と「安全・安心なまちづくり」を着実に推進できるよう、予算編成を進めてまいります。

 次に、「宇都宮市カーボンニュートラルロードマップの策定について」でありますが、これは、市民・事業者・行政が、脱炭素社会の構築に向け、取組の方向性や考え方を共有し、全市一丸となって取り組むためのロードマップであります。特徴といたしましては、2030年度の温室効果ガス削減目標について、新たに、2013年度比 50%を掲げるとともに、市民・事業者の皆様に「我が事」として捉え、取り組んでいただくために主体別の削減目標を設定したことや、脱炭素化に資する様々な具体的事例とその効果等をイラストなどを用いて分かりやすく提示するなど、行動変容を促すものとなるよう工夫したことなどであります。今後は、このロードマップに基づき、市民・事業者・行政が一丸となって取り組んでまいります。

 次に、「宇都宮市版ご当地ナンバープレートのデザイン投票について」でありますが、これは、原付バイクをはじめとする、本市で登録できる車種に導入するご当地ナンバープレートのデザインを選定するため、学生が作成した4つの候補作品について、市民の皆様による投票を行うものであります。投票期間は、10月1日から10月31日までとしており、市民をはじめ、市内に通勤・通学している方を対象にQRコードを活用してWebからご投票いただけます。ご当地ナンバープレートにつきましては、郷土への愛着や誇りを深め、納税意識の更なる醸成を図るとともに、本市の魅力発信につながるものでありますことから、皆様も是非、投票をお願いいたします。

 次に、「コロナの状況下におけるインフルエンザ予防接種に対する補助の拡充について」でありますが、これは、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が懸念される中、乳幼児の感染や重症化などを防止するとともに、医療提供体制への負荷が増大することを回避するため、新型コロナウイルスワクチンの接種の対象とならない生後6か月から4歳までのお子様を対象に、インフルエンザ予防接種費用を補助するものであります。補助の内容につきましては、より一層の接種率向上を図るため、1回当たり3,500円、お一人につき、2回までとなります。10月1日からインフルエンザ予防接種が開始され、今年度のインフルエンザワクチンの供給量は、過去最大になる見込みですので、是非、本事業をご活用ください。

 次に、 「保育所等への育児休業明け 入所予約制度の導入等について」でありますが、本市におきまして、今年度、年間を通した待機児童ゼロを達成する見込みである中、本制度は、育児休業を取得する保護者が安心して子育てに専念できるよう、早期に入所申込ができる「育児休業明け 入所予約制度」を導入するとともに、育児休業中でも、保育所等を継続して利用できるよう入所の取扱いを一部変更するものであります。まず、入所予約制度につきましては、この制度を利用することにより、育児休業を1年間 取得しようとする保護者の方々は、これまでより、6か月程度早く、申込みの選考結果が分かるようになります。12月から受付を開始いたしますので、是非、ご利用ください。また、育児休業を取得する際に、既に保育所等を利用しているお子様につきまして、現在の取扱いを見直し下のお子様が満1歳になるまで、継続して利用が可能となります。今後とも、本市が全国に誇れる安心して生み育てることができる環境づくりに取り組んでまいります。

 次に、「東武馬車道通りにおける道路空間を活用した社会実験について」でありますが、本事業は、将来、LRTと東武鉄道との交通結節点となり得る東武馬車道通りにおきまして、道路空間を活用した居心地の良い空間づくりを行い、その効果や実現性、周辺交通への影響などを検証する社会実験を実施するものであります。今年度は、地元商店街や自治会を含めた実行委員会を実施主体として、10月22日から30日までの9日間、北進一方通行の交通規制を行い、人工芝やベンチを設置するなど、気軽に立ち寄れる空間を創出し、来訪者の行動変化や周辺交通への影響などを検証いたします。期間中は、商店街によるテイクアウトメニューの企画なども予定しておりますので、まちなかでの散歩やショッピングの休憩、待ち合わせや歓談などに、是非、ご利用ください。

 次に、「宇都宮市オリジナル婚姻届の更新について」でありますが、これは、結婚する二人の末永い幸せを願い祝福するとともに、本市に より親しみをもっていただけるよう、10月3日から「宇都宮市オリジナル婚姻届」を新たなデザインに更新するものであります。デザインの特徴といたしましては、これまでの、ジャズやカクテルなど、本市の特色をイメージしたイラストに加え、新たに、ミヤリーのイラストの配置や、市の花「サツキ」と「ハート」を主題とし、華やかなデザインといたしました。本庁市民課、地区市民センター、出張所において配布しておりますので、結婚するお二人の記念に、是非、ご利用ください。

 次に、「2022ジャパンカップサイクルロードレースの開催概要について」でありますが、日本で唯一、国際自転車競技連合から認定されている「UCIプロシリーズ」であり、「自転車のまち宇都宮」が世界に誇る、ジャパンカップサイクルロードレースを、10月14日から16日の日程で3年ぶりに開催いたします。今大会は、UCIプロシリーズにグレードアップして初めて開催するものであり、世界トップカテゴリーの「ワールドチーム」6チームを招聘するなど、国内外で活躍する18チーム108名の選手によるハイレベルなレースを提供するほか、多彩なイベントを同時開催することにより、本大会に相応しい盛り上がりを創出するとともに、本市の魅力を全世界に発信してまいります。また、大会に関わる全ての皆様にとって安全・安心な大会となるよう、新型コロナウイルス感染症対策を徹底しながら、大会を円滑に運営してまいりますので、是非、市民の皆様をはじめ、多くの方々に楽しんでいただきたいと思います。

 これをもちまして、本日の発表を終了いたします。

資料

質疑事項

庁議等案件

令和5年度当初予算編成方針について

記者 令和5年度当初予算は、LRT整備工事の終了に伴い、歳出も減るのではないかと考えるが、令和4年度当初予算と比べ、来年度の予算編成規模について伺う。
市長 今後、各課から予算要求が上がってきますが、新型コロナウイルス感染症による景気の低迷・円安・物価高などにより厳しい状況が続きます。これまで本市では、水道料金の基本料金免除や「トク×トクチケット」の販売などに取り組んでまいりました。今後も、市民生活に密着した部分に目を凝らすとともに、投資的経費をしっかり確保し、必要な投資・事業は前倒しを行い景気高揚に繋げていきたいと思っています。ただし、様々な指標や市債残高の目標額を意識しながら、市債を下げていくという努力もしていきたいと思っております。また、突発的なことがあった場合には、柔軟に対応できる予算編成を組んでいきたいと考えております。
財政課長 現時点ではまだ見込みは立っておりませんが、今年策定しました「中期財政計画」上の見込みとしましては、JR宇都宮駅東口整備やLRT整備が終了することで、規模としては令和4年度より縮小すると見込んでおります。

宇都宮市版ご当地ナンバープレートのデザイン投票について

記者 ご当地ナンバープレートは、宇都宮市では初めての取組であるか、また、対象となるプレートの種類について伺う。
市長 はい、初めてのものです。
税制課長 全国的には既に導入されている自治体もあり、本市では初めての取り組みです。今回対象となるのは、宇都宮市で登録ができる原動機付自転車(50CC以下・90CC以下・125CC以下)、ミニカー、小型特殊自動車の5つの車種で、普通自動車や軽自動車は対象外です。

保育所等への「育児休業明け入所予約制度」の導入等について

記者 政令市や中核市において「先駆的な取組」という意味について伺う。
保育課長 人口50万人以上の政令市・中核市27市のうち、名古屋市・鹿児島市・松山市で実施しており、本市が4番目であることから、先駆的な事業と考えております。
記者 県内で既に取り組んでいる自治体はあるのか伺う。また、対象者について、子どもが1歳を過ぎても育児休業を取得する人は対象にならないのか併せて伺う。
保育課長 県内の実施状況につきましては、小山市・佐野市・野木町で実施しております。1年以上育休を取られる方につきましては、現在のところ対象外でございますが、今後は検討してまいりたいと考えております。

東武馬車道通りにおける道路空間を活用した社会実験について

記者 本事業は令和3年度に続き2回目かどうかについて伺う。
市長 2回目となります。
NCC推進課長 歩道と車道の空間を一部使いながら、人が滞在できるような空間を作る実験でございます。

「2022ジャパンカップサイクルロードレース」の開催概要について

記者 前回開催された2019年の時と比べてプロモーションを強化した点について伺う。
市長 新型コロナウイルス感染症対策を充分に行った上で、選手には良いレース環境と、観客には安全に観戦できる環境を強化してまいります。森林公園におけるロードレースでは、ドローン撮影を予定しており、枝葉を剪定するなどの森林整備を行うことで視界を良くし、臨場感あふれる映像を視聴できるようにします。また、宇都宮市のレースがプロシリーズに格上げになったことで、UCIワールドチーム18チームの中から6チームが参加することになり、強豪選手が宇都宮に集結します。UCIワールドチームは入れ替えがあり、今回のジャパンカップのレースポイントで順位が入れ替えが決まることも、レースの見どころになりますので、レースを分かりやすく解説してもらうようにしていきます。大会を来年に繋げていくためにも、競技環境の向上に取り組むことで、選手の皆さんに「また来年も行きたい」と言っていただけるような運営をしていきたいと思います。

 

庁議等案件以外

ウツノミヤテラスについて

記者 JR宇都宮駅東口に直結するウツノミヤテラスが開業したことで、駅の東西を往来しやすくなり、人の流れが変わったように見受けられるが、鳴り物入りで開業した割には開業当初の数日間を除き、にぎわいに物足りなさを感じるとの声も聞かれる。テナントが埋まらずに持て余しているスペースが目立つのも一因のようだが、市としてはこの1カ月間のウツノミヤテラスとその周辺の動きをどのように見ているか伺う。また、11月のまちびらき、来年8月のLRT開業に向け、課題や期待することについても伺う。
市長 大変な賑わいと素晴らしい施設だなという感想です。今は人の流れも順調だと思っておりますが、施設所有者である住友商事からは、概ね計画通りに集客ができており、特にカンデオホテルズ宇都宮については、予想を上回る予約状況であると聞いております。今後は、コメダ珈琲店等の飲食店や、品川美容外科クリニック、市の施設である移住相談窓口などのテナントが開業予定である他、住友商事も更なる集客に向けて引き続き施設のPRを行っていくと伺っています。こうした取組を通じて、地区全体の賑わい創出に繋げていただけるものではないかと思います。また、ライトキューブ宇都宮のグランドオープニングイベントや記念式典等を盛大に開催し、市といたしましても、集客や賑わいの創出に繋げていきたいと思います。

国体について

記者 県が示している「新型コロナウイルス感染症防止対策ガイドライン」では、大声での観戦は控えるよう示されているが、会期前競技の会場では声援も見られたことから、大会の課題であると考える。このような、会期前競技での課題をどのように本大会に生かしていくのか伺う。
市長 観戦の仕方については反省点であり、再度、各県の代表者の方々には、ガイドラインの遵守を競技ごとにお願いをして参りたいと思います。また、一部の競技では、観客の入れ替えがスムーズに展開ができなかったので、入れ替えの動線も含めた見直しも行ってまいりたいと思います。大会におきましては、表彰式の挨拶等の際に、各競技団体の会長や現場の方々から、対応が良かったとお褒めの言葉をいただきました。特に、水泳・体操においては、施設設備が素晴らしいと選手の皆さんからも言っていただきましたので、県民としても誇らしく思います。来月から始まる競技に向けましても、更なる感染対策と、観戦環境の向上、おもてなしをしっかりと行い、また栃木県に来ていただけるよう展開してまいりたいと思います。

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