定例記者会見令和4年7月

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ページID1029761  更新日 令和6年3月8日

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(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。

日時・会場

令和4年7月25日(月曜日)午後1時から
宇都宮市役所・14階大会議室

発表事項

 それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。

 まず、「令和4年度『行政評価』の結果について」でありますが、本市におきましては、総合計画を着実に推進するため、毎年度、行政評価を実施し、市民サービスの向上に取り組んでおります。「施策評価」につきましては、9割以上の施策において、「順調」または「概ね順調」に進捗しているところでありますが、「スーパースマートシティ」の実現に向けた今後の課題として、結婚・出生の希望をかなえる取組の強化や脱炭素社会の実現に向けた行動変容の促進などを抽出したところであります。今後は、評価から導き出された課題の解決に向けて、
施策の立案や見直しを図り、市民サービスの更なる向上につなげ、スーパースマートシティの実現を目指してまいります。
 次に、「『総合計画 実施計画』 策定方針について」でありますが、これは、「総合計画」に掲げた施策・事業を具体化する「実施計画」の策定に向けた、考え方を示ものであります。本市においては、「スーパースマートシティ」の実現を目指し、「NCC」の形成をまちづくりの基盤としながら、「人」と「デジタル」を原動力に、
地域住民の絆を深め、共に支え合う「地域共生社会」、誰もが活躍し、多種多様なモノが交流する「地域経済循環社会」未来への責任を果たす「脱炭素社会」の3つの社会が融合した都市の構築に取り組むことといたしました。 今後は、この考え方に基づき、実効性の高い計画をとりまとめ、「スーパースマートシティ」の実現に向け、着実に取り組んでまいります。
 次に、「宇都宮市役所におけるスマートワークの推進について」でありますが、この度、ICT等を広く活用し、生産性の向上や業務の効率化など、柔軟でスマートな働き方を目指す「スマートワーク」の実現に向けて、
本庁舎5階オフィスの一部をリニューアルいたします。新たなオフィスの概要につきましては、広さが従来比6倍となる「多様で豊富な打合せスペース」や、多様な働き方をサポートする「Web会議や集中作業用のワークブース」の導入などであります。これらにより、ノンコア業務時間や印刷用紙の大幅な削減を見込んでおります。今後は、スイッチオフ・デーの徹底や男性の育休取得など、これまでの取組と一体となって、市役所における働き方改革を加速化し、市民サービスの向上に取り組んでまいります。本日、記者会見終了後、記者の皆さまは内覧できますのでぜひ、新オフィスにお越しください。
 次に、「公共交通利用促進運動“MOVE NEXT UTSUNOMIYA”について」でありますが、これは、より多くの皆様に公共交通を体験してもらう企画を、8月から幅広く展開するものであります。取組内容といたしましては、totraなどの交通系ICカードを活用し、市内を周遊することにより、各施設の割引券などがもらえるデジタルスタンプラリー「ぐるっとtotra」を8月1日から実施いたします。また、市内のイベント等に、公共交通のPRブースを出展し、来場者がtotraなどを使って参加すると特典が得られる企画「MOVE NEXTouch」を実施予定であり、第1回目は、「ふるさと宮まつり」に出展いたします。これらの詳しい情報につきましては、7月26日から公開する特設ウェブサイトやTwitterなどを活用して周知してまいりますので、皆様、ぜひ、ご参加ください。
 次に、「『とちぎ結婚支援センター』入会登録料の補助について」でありますが、これは、結婚を希望する全ての市民の皆様を応援するため、「とちぎ結婚支援センター」へ入会する際の登録料を補助するものであります。補助額は、39歳以下の方につきましては、登録料の全額を、40歳以上の方につきましては、登録料の2分の1を補助いたします。今後とも、市民の皆様が結婚の希望をかなえられるよう、取り組んでまいります。
 次に、「『うつのみや産業パーク整備促進補助金』の創設について」でありますが、これは、市街化調整区域において、地区計画制度を活用した産業団地の整備に対し、その費用の一部を補助するものであります。主な内容としましては、地区計画の中で定められる道路や公園などの整備に要する費用や整備に伴う調査費用等の2分の1以内を補助するものであります。今後は、制度の活用を積極的に促すとともに、官民が連携した産業団地の整備による拠点化の促進に向けて取り組んでまいります。
 次に、「『令和4年度 宇都宮市 総合防災訓練』について」でありますが、災害発生時に迅速な対応ができるよう、防災関係機関や地域の皆様と連携した訓練を8月20日に、とちぎ福祉プラザを会場として、3年ぶりに実施いたします。訓練内容につきましては、令和元年台風第19号を受けて導入した「災害情報共有システム」を活用した災害対策本部の設置訓練をはじめ、防災ヘリやドローンによる上空からの「情報収集・伝達訓練」、地域住民主体の「避難所開設・運営訓練」を実施し、関係機関や地域との連携強化を図ってまいります。 感染症対策といたしまして、参加団体や訓練数を縮小して実施いたしますが、訓練の様子は、映像資料としてまとめ、自主防災会に配布し、地域防災力の強化と、市民の防災意識の更なる高揚を図ってまいります。
 次に、「『いちご一会とちぎ国体』宇都宮市開催競技の観覧案内について」でありますが、これは、感染症対策として、観覧者の皆様に、安全・安心かつ円滑に御来場いただけるよう、県や民間事業者と連携を図り、国体の競技会では初めてとなるウェブでの事前申込を行うものであります。本市開催の14競技のうち、体操や高校野球硬式などの6競技につきましては、観覧希望者数が定員を上回ることが見込まれますことから、ウェブによる事前申込としてまいります。ウィズコロナ時代に開催する初めての国体として、引き続き、万全の感染防止対策を講じながら、安全・安心な大会に向けて準備を進めてまいります。

 これをもちまして、本日の発表を終了いたします。

資料

質疑事項

庁議等案件

宇都宮市役所におけるスマートワークの推進について

記者 記者 行政では珍しい取り組みであるが、他の行政機関での取り組み状況について伺う。また、働き方改革の取り組みとしてはいくつも選択肢がある中で、宇都宮市がスマートワークを選択した背景について伺う。
政策審議室長 他の行政機関での取り組みですが、中核市に照会したところ、ユニバーサルレイアウトや無線LANなどを一部導入している自治体がありましたが、本市のように、複数の機能を導入した事例は珍しい取り組みであることを確認しています。
市長 本市がスマートワークを選択した背景についてですが、働き方改革について多くの提言をいただいていますが、職員の働き方、働く環境を良くしていくということは、市民の皆様へのサービスに直結するため、今回はオフィス対策に取り組みました。
記者 スマートワークによる生産性の向上、業務効率の向上とあるが、具体的にはどのようなことか。また、スマートワークの効果の中に、「ノンコア業務の削減 約2、400時間/年」「レスペーパー化の強化 約21万枚/年」とあるが、その根拠は何か。
市長 生産性の向上、業務効率の向上につきましては、別室に移動することなく職員が打ち合わせできる、1人だけで業務に集中できるなど、利点が多くあります。
政策審議室 ノンコア業務の削減につきましては、資料の印刷製本や会議室を確保する作業時間等を試算した数字です。レスペーパー化につきましては、政策審議室における昨年度の実績を基に業務で削減できる紙量を試算した数字で、これらの時間と資源を有効活用し、市民サービスの向上に繋げてまいりたいと考えております。
記者 今後、全庁的にスマートワークを目指したオフィスにしていくのか。また、執務室において、現在の環境面では難しいから環境を変えていくのか、環境を変えることをきっかけに働き方を変えていくために始めたのかを伺う。
市長 この取り組みについては、効果が出てくれば、さらに広げていきたいと思います。できる所とできない所があるかと思いますが、拡大していきたいと考えています。今回の取り組みは、今後、少子化により職員の人数も制限されていく中でも、仕事がしっかりでき、効率的に成果を上げることができるよう、いろいろな環境づくりが必要で、その中で執務スペースにおける環境の改善も一つ取り組むことになり、これからも進めてまいりたいと思います。
 

公共交通利用促進運動“MOVE NEXT UTSUNOMIYA”について

記者 この企画は、交通系ICカード「totra」を持っていれば全員参加できるのか、逆に持っていないと参加できないのか。また、先日、市内に通学する中学生全員にtotraを配付したが、予定通り7月20日までに全員に配布が完了したのか。生徒からどのような反応があったか伺う。
交通政策課長 企画の参加につきましては、totraだけでなく、その他の交通系ICカードでも参加が可能です。totraの配布状況については、先行して中学生には学校を通じて7月20日までに完了しています。高校生及び高校生相当の世代に対しても、現在準備を進めており、今後、順次配布する予定です。中学生からの反応につきましては、配付にあわせて出前講座なども行いましたところ、「自分専用のカードが持てて嬉しい」「便利な機能を有しているので積極的に使っていきたい」といった感想でした。同時に配付した啓発資料については、「宇都宮市に興味を持った。より良い街になる役割を自分が担っていきたい」などの声もいただいております。
市長 私が伺ったお話では、「totraを使って早速バスに乗って、自分が行けない所に行っている」といった感想をいただきました。

公共交通利用促進運動“MOVE NEXT UTSUNOMIYA”について

記者 補助事業は、市内での結婚を推進しようとするものか、また、とちぎ結婚支援センターの登録者数について伺う。
市長 市内での結婚を推進するものです。
人口対策・移住定住推進室長 とちぎ結婚支援センターの登録者数ですが、センター全体でおよそ2、100人です。そのうち宇都宮市の登録者がおよそ600人です。

「いちご一会とちぎ国体」宇都宮市開催競技の観覧案内について

記者 観覧申込はウェブサイトでしかできないのか。高齢者のようにウェブが使えない方への対応はどうするのか、また、申込時等のトラブル対応はどうするのか伺う。
国体局競技運営課長 観覧申込につきましては、業務効率等も考慮しウェブに限定しております。高齢者の方につきましても、広報紙8月号での周知、市実行委員会や栃木県とも連携し十分に情報提供してまいります。トラブル時の対応につきましては、申込受付システムの開発元である栃木県とシステム事業者と連携して対応してまいります。
記者 観覧希望者について、全国への周知をどのようにしていくか。また、当日になって観覧を希望する人が来場した場合の対応について伺う。
国体局競技運営課長 栃木県がホームページを設け総合的な情報発信を行い、各自治体も周知をしてまいります。当日観覧の対応につきましては、なるべく多くの市民、県民、県外の方にもご覧いただけるよう、今後、整理してまいります。

庁議等案件以外

新型コロナウイルス感染症等について

記者 第7波に入ったとされる新型コロナの感染急拡大について、市内では8月6・7日に宮まつり、8月13日に花火大会と大型イベントが続きます。3年ぶりの開催とあってこれらのイベントを楽しみにしている市民も多いかと思うが、市長としては開催を支持するか否か伺う。また、仮に中止を要請するとすれば、いつまでにどのような状況になった時と考えているか、市民に向けたメッセージも併せて伺う。
市長 まず、開催については会場内での消毒の徹底や関係者間の適切な距離の確保等の安全対策を講じながら行うと主催者から伺っています。「宮まつり」は、まん延防止等重点措置が発令された場合に代替事業を検討し、「うつのみや花火大会」は全てチケット制により人数制限をかけられることから、緊急事態宣言が発令された場合に開催を中止すると伺っています。開催する場合には、参加者や関係者などの感染症対策を講じながら、万全に準備して実施していただきたいと思います。次に、開催中止の要請につきましては、主催者が感染状況等を踏まえ、中止や代替事業などを適切に判断してきたところであり、市としてもこれまで同様、主催者が適切に判断できるよう支援してまいります。最後に、開催の場合は、参加される市民の皆様も感染症対策を講じながら、夏の風物詩であるイベントを楽しんでいただきたいと思います。
記者 現時点では、マスクを外しても大丈夫とする他の自治体があることについての見解と、感染者の重症化率と感染者の多い年齢層について伺う。また、感染者とワクチン接種率との関係、4回目接種の効果について伺う。
市長 感染防止対策として、外では慎重に行動していただくほか、室内では換気を徹底していただいたいと思います。
保健予防課長 重症化率につきましては、それほど高くないと感じております。感染者の傾向としては、50歳以下の方が多い状況です。
ワクチン対策室長 ワクチンの接種率と関連について、現在、3回目接種率は65歳以上が92%、60歳から64歳が85%と、高い水準となっている一方で、40歳代以下については、50%から60%程度の状況です。4回目接種の効果について、60歳以上の4回目接種を促進していますが、政府では4回目接種により重症化リスクを防げるとしており、接種率を高めていくよう努力しております。先日、接種対象者が医療従事者や高齢者施設従事者等に拡大しましたので、引き続き、本市としても4回目接種を促進していきたいと考えております。
記者 感染者が急増しているが、保健所の体制について変更する予定があるか伺う。
保健予防課長 現在、庁内での応援体制を7月19日より14人から35人で大幅に増員し、協力を得ていますので、その体制の中で対応していきたいと考えております。
市長 現場から要請があれば、すぐに庁内の中で体制を整えて支援していきます。
記者 観光客の来訪者数が回復していると聞いているが、第7波を受けても引き続き観光PRは続けていくのか。また、感染拡大した場合、市外からの流入を抑制するような対策を行うのかを伺う。
市長 11月には、宇都宮駅東口地区整備が完了し、地区全体のまちびらきということで、コンベンション施設も稼働します。MICE誘致に観光は欠かせない要素であり、今後も観光には力を入れていきますが、感染状況を見極めていき、国や県、関係機関の考え方もしっかりと踏まえ対応していきます。感染対策を十分にとれる上で、安全で安心な観光にしていかなければなりません。大谷については、各事業者から新規参入の話をいただいています。コロナの状況下でも、観光は国にとっても重要な基幹産業であります。地方にとっても、この宇都宮、大谷を選んでいただいてありがたくも、感染拡大を念頭に置きながら、観光客に来ていただけるような流れを、行政でも作ってまいりたいと思います。

参院選の投票用紙の誤交付について

記者 投票用紙を誤って交付し、比例代表の投票用紙に選挙区候補者名を記載した票は無効となった件について見解を伺う。
市長 今回の参議院選挙におきまして、有権者の皆様の貴重な一票が無効となってしまい、市民の皆様の権利を損なってしまう、重大かつ、あってはならないことであると認識しております。この度の職員のミスについて、お詫びいたします。有権者の皆様への謝罪につきましては、選挙管理委員会事務局職員が、7月15日から有権者の皆様のお宅を訪問し、7月25日現在で、231名の方々に謝罪を行ったところであり「職員の事務ミスが原因なのだから、有効とできないか」「職員が長時間、間違いに気が付かないのは、気が緩んでいるのではないか」など、厳しいご意見をいただいております。選挙事務は、民主主義の根幹を担うものでありますことから、有権者の権利でもあります1票の重みを再認識するとともに、再発防止に努め、常に市民のための選挙であるという視点で取り組むよう、選挙管理委員会に対して強く要請したところであります。また、各部門においても、適正な職務遂行を徹底するよう、全職員に対して、本日、あらためて通達したところであります。今回の誤交付になった原因は、単純なミスが重なったこと、複数で確認しながらも漏れてしまったことと考えております。市民の皆様のご期待に応えていくことが私達の仕事であり、今を生きる市民の皆さん、そしてこれからの世代の子供たちにもしっかりと責任を果たすこと、何にしてもしっかりと魂を入れて仕事するよう改めてさせたいと思います。

ごみ削減について

記者 市内における、直近のごみ削減率について伺う。また、ごみ排出削減に向けた新たな取組等があれば伺う。
市長 プラスチックの分別も増えておりますので、着実に取り組んでいただけている方が増えていると思います。クリーンパーク茂原の火災事故に限らず、これからもごみの削減は大切な運動です。今後も市民の皆様には、ごみの削減を呼び掛けてまいりたいと思います。
ごみ減量課長 直近のごみ削減率については、令和4年5月30日から6月26日までの4週間で、前年同時期比で10%削減となりました。また、市民の皆さんが分別に取り組みやすくするための、分かりやすいプラスチック製容器包装分別動画を作成し、YouTubeでの配信などに取り組んでおります。

LRT整備事業について

記者 開業時期についてと、工事が遅れているとされていた野高谷町交差点付近の工事の進捗状況と、開業時期について、来年3月の開業が可能であるか、部分開業の検討状況と結論を出す時期について伺う。
市長 開業時期につきましては、3月開業が難しいと公表させていただいており、国を含めて関係機関と調整しております。工事につきましては、今のところ大きな支障はないので順調と受け止めております。部分開業についても、国・県と調整中で、対応が決定した時点で皆様にも公表をさせていただきます。
協働広報室長 野高谷町交差点につきましては、現在、夜間工事等も含めまして着々と工事を進めているところでございます。

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