定例記者会見令和4年10月

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ページID1030233  更新日 令和6年3月8日

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(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。

日時・会場

令和4年10月26日(水曜日)午後1時から
宇都宮市役所・14階大会議室

発表事項

庁議等案件

 庁議結果の発表の前に、「いちご一会とちぎ国体」について、一言、申し上げます。

 本市では今月、「いちご一会とちぎ国体」が無事終了いたしました。本市では、9月の会期前競技とあわせ14競技を実施し、全ての競技を有観客で盛大に行うことができ、大変嬉しく思っております。ご尽力いただきました関係機関の皆様に改めてお礼申し上げます。また、今月29日からは「いちご一会とちぎ大会」が始まります。とちぎ国体に引き続き、選手の皆様に最高のパフォーマンスを発揮していただけるよう、運営主体である県と連携し、市民総参加で盛り上げていきたいと思っております。

 それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。

 まず、「本市への移住定住の促進に向けた相談体制と情報発信の強化について」でありますが、本庁舎の「移住相談窓口」をアクセスの良いJR宇都宮駅直結の「ウツノミヤ テラス」に移転し、愛称「miya(ミヤ) come(カム)」としてオープンいたします。特徴といたしましては、旅行者等が気軽に利用できるよう、相談時間について、土日祝日を含めて午後7時までとしたところであります。次に、市公式LINE「教えてミヤリー」を活用した情報発信につきましては、市外在住の学生や移住を検討されている方などへ本市の様々なイベントや移住セミナーの開催など、移住定住に関する情報を発信するものであります。今後とも、きめ細かな相談対応や、効果的な情報発信を行い、本市への更なる移住定住の促進を図ってまいります。

 次に、「医療的ケア児 在宅レスパイト事業の実施について」でありますが、本事業は、たん吸引や人工呼吸器の使用など、日常生活において医療的ケアを必要とするお子様と、その家族を地域で支える新たなサービスとして、県内で、初めて実施するものであります。サービス内容としましては、訪問看護ステーションの看護師が介護を提供することで、家族の介護負担の軽減や、「きょうだい児」と過ごす時間を創出するものであり、利用者の自己負担なしでご利用いただけるものであります。11月1日から開始いたしますので、皆さま、ぜひ、ご利用ください。

 次に、「芳賀・宇都宮LRT試運転の実施について」でありますが、これは、LRTの試運転を通して、走行上の支障の確認などを行うものです。試運転につきましては、「JR宇都宮駅東口から平石」区間におきまして、まず、11月17日・18日の2日間、低速で走行し、構造物に接触しないことを確認する「入線試験」を実施し、11月21日以降は、車両の加減速やブレーキ性能、勾配区間での停車・発車などの動作確認をする「走行・性能試験」を実施する予定であります。市民の皆様に対しましては、本日から、鬼怒通り沿線への予告看板の設置や、自治会回覧、市ホームページ等で周知してまいります。今後は、令和5年4月から全線で試運転を実施するなど、令和5年8月の開業に向けて、着実に取り組んでまいります。なお、11月17日の試運転の際には、報道関係者の皆様の取材エリアを設置いたしますので、是非、お越しください。

 次に、「JR宇都宮駅東口地区まちびらきについて」でありますが、11月1日に交流広場「宮みらいライトヒル」が、11月30日に交流拠点施設「ライトキューブ宇都宮」が供用開始となり、地区全体のまちびらきを迎えます。この「新しいまちの姿」を多くの方々に披露し、本市の魅力的な地域資源をPRするとともに、当地区の賑わいにつなげられるよう、官民が一体となって、まちびらきイベントを開催いたします。主な内容につきましては、11月5日のイルミネーション点灯式をはじめ、11月26、27日に、グランドオープニングイベントといたしまして、3x3などの「アーバンスポーツイベント」やデジタル技術を活用し、未来の暮らしを体験できる「ミヤミライ展」、LRT車両「ライトライン」の見学会やtotraなどで公共交通を利用して来場された方に抽選でクーポンを配布するキャンペーンなどを展開してまいります。是非、市民の皆様をはじめ、多くの方々にお越しいただきたいと思います。なお、11月14日に、報道関係者の皆様への内覧会を行いますので、是非、ご参加ください。

 以上をもちまして、庁議案件の発表を終了いたしますが、2件、ご報告いたします。

 まず、「新型コロナウイルス感染症対策」についてでありますが、新型コロナウイルスの感染者数につきましては、現在、下げ止まりの傾向が見られておりますが、今後、年末年始における流行が懸念されています。このような中、本市では、9月から、「オミクロン株 対応ワクチン」による3・4回目の接種を順次、開始したところであり、10月21日からは、接種間隔が「3か月」に短縮となりました。さらに、明日からは、5回目の接種が開始となります。年末年始を大切な人と安心して、お過ごし いただくため、市民の皆様、特に若い世代の皆様には、12月までに「オミクロン株 対応ワクチン」での接種をご検討いただくとともに、引き続き、基本的な感染防止対策にご協力くださるようお願いします。

 次に、「クリーンパーク茂原焼却ごみの受入れ再開時期」について、ご報告いたします。クリーンパーク茂原の火災による、ごみ処理体制のひっ迫に際しましては、市民、事業者の皆様のご協力・ご支援により、燃えるごみは、これまで約9%削減することができており、改めて感謝申し上げます。クリーンパーク茂原におきましては、10月下旬の焼却ごみの受入れ再開を目指し、全力で、ごみ処理量の確保や復旧工事等を進めてきたところでありますが、ごみピットのコンクリート製の壁の強度を調査した結果、懸念される箇所が、2箇所 確認されたところであります。このため、既に専門家への調査依頼に着手し、今後、該当箇所が躯体に与える影響や対策の必要性を確認してまいります。クリーンパーク茂原の受け入れ再開まで、市民、事業者の皆様には、今しばらくご負担をお掛けいたしますが、早期再開に全力で取り組んでまいりますので、引き続き、ご理解とごみの削減にご協力を賜りますようお願いいたします。

 これをもちまして、本日の発表を終了いたします。

資料

質疑事項

庁議等案件

医療的ケア児在宅レストパイト事業の実施について

記者 医療的ケア児の家族への新たな支援について、訪問支援が県内初ということかについて伺う。また、事業実施の背景や、事業の訪問看護に携わる人員数、利用申請について、併せて伺う。
子ども発達センター所長 医療的ケア児は、医療保険適用の訪問看護を受けている場合が多いのですが、医療保険適用内の時間では短い、もう少し時間がほしいという声があることから、家族の負担軽減のニーズに応えて当該事業を開始するものであります。当該事業は、在宅介護に対して看護師を派遣する点が県内で初めてであります。人員につきましては、市が直接人員を派遣するのではなく、訪問看護ステーションから看護師を派遣する体制となっております。利用申請については、市のホームページから用紙をダウンロードして直接、提出いただくこともできますが、医療的ケア児家族が現在利用されている訪問看護ステーションへ提出いただくこともできます。

「芳賀・宇都宮LRT試運転の実施」について

記者 試運転は時速何キロで走行するか、また、コースを何往復するか、記者は取材時に乗車できるのかについて伺う。
LRT整備課長 11月17日(木曜日)の21時から翌朝5時まで、車両基地からJR宇都宮駅東口までの区間を時速5キロで走行し、1往復します。11月18日は時速15キロ程度で同区間を走行します。なお、取材時間は11月17日(木曜日)の午前9時頃からを予定しており、試運転の取材時には乗車いただくことはできません。
記者 試運転にあたっての市長の所感について伺う。
市長 全線新設ということで、多くの方にご協力をいただきながらここまで進めてこられました。今後、様々な課題が見えてくると専門家からも言われています。ここまでこられた喜びはありますが、今後の課題を1つずつクリアして、来年8月の開業に向けて全て取り組むことと安全運転に結び付けられる試運転となればと思っています。
記者 本線を走るのは今回が初めてか、また、バリケード設置による交通への影響はないかについて伺う。
LRT整備課長 本線を走るのは初めてです。安全対策としては、軌道と車道の間にバリケードを設けるとともに、警察の協力もいただきながら、信号や交差点の確認もいたします。また、通行の際にはガードマンを配置し、十分に安全を確認しながら実施してまいります。
記者 11月21日以降の走行試験・性能試験は何往復するかについて伺う。
LRT整備課長 状況に応じて往復いたします。

JR宇都宮駅東口地区のまちびらきについて

記者 宮みらいライトヒルにおいて、供用開始の11月1日はセレモニーがあるか伺う。
都市魅力創造課長 11月1日はセレモニーございません。イベント関係は11月5日を予定しております。
市街地整備課長 11月1日については、現在設置しているバリケードを撤去するのみで供用を開始する予定でございます。

庁議等案件以外

クリーンパーク茂原焼却ごみの受入れ再開時期

記者 10月下旬を予定していたが、再開の見込みについて伺う。
市長 焼却施設の躯体の影響等を調査し、どのような影響があるのか、今後どのような処置が必要かを調べる所であり、専門家の調査結果が出次第、再開開始の時期やどのような体制を組んでいくのかを対応していきますが、現時点での再開の見込みをお答えするのは難しい状況です。
記者 再開の見込みが遅れる旨の発表が遅いのではないか。市の対応について伺う。
市長 1日も早い事業の再開に向けてスケジュールを組んできたところですが、最後の検査でよもや懸念事項が出てしまい、また、市民の皆様にもごみ削減率9%とご協力をいただいた所であり、心からお詫び申し上げます。
記者 ごみピットのコンクリート製の壁の強度に懸念箇所があるとのことだが、問題が確定したわけではなく、念ために調査するものか伺う。
市長 ピットの2か所に不安な箇所があり、稼働後の問題点等について、専門家に調査を依頼するものであり、具体的な対応が必要な場合は、その対応についても決めていきます。
記者 懸念箇所は、火災で焼けた場所であるか伺う。
市長 火災で焼けたピットの壁であり、火災による影響が見受けられる2か所です。
記者 コンクリート壁の強度調査はいつ実施したのか、また、今後の専門家による調査はいつ実施する予定か伺う。
環境部次長 9月26日から10月18日に表面の目視調査・打診調査を実施し、16か所のコンクリート壁の調査を実施したところ問題はなかったのですが、その後、調査におきまして、目に見えない内部で、もろくなっている個所が2か所見つかりました。今後の専門家による調査につきましては、現在、業者選定を行っているところであり、11月の早い時期に調査が終了するよう取り組んでおり、時期は決定しておりません。
記者 今後の調査は、新たに予算措置が必要なものか伺う。
環境部次長 金額は現在精査中ですが、4月に補正予算を組んでおり、一部執行していない予算の流用で対応いたします。調査後に予算が必要な場合は、新たに予算の段取りを組ませていただきます。

とちぎ国体の振り返りと、とちぎ大会への意気込みについて

記者 42年ぶりの国体は、大会期間中を通しておおむね晴天に恵まれ、開会式をはじめ、居合わせた人の記憶に残る光景だったと思います。市長にとって今大会で心に残った思い出や反省点があれば伺う。また、今月末にはとちぎ大会を控えており、全国から多くの障がい者をお迎えするにあたり、市内におけるバリアフリーの状況は万全か。市民に対してはどのようなことを望んでいるかもあわせて伺う。
市長 天気にも恵まれ、素晴らしい2巡目のとちぎ国体が開催できたと思います。また、天皇皇后両陛下はじめ皇室の方々のご来賓を仰ぎ、盛大に開催できたことはコロナ禍においては良かったことだと思います。とちぎ国体では、感染防止対策を徹底することで、一般観覧や学校応援などにより、多くの市民が全国トップクラスの選手の躍動を間近で観られる機会を提供でき、選手からは有観客で開催できたことに対する感謝の言葉を多くいただきました。また、競技運営は、自治体職員で対応したが、運営が素晴らしい、施設も素晴らしいとのお言葉をいただきました。地域団体やボランティアとも力を合わせ、会場装飾やおふるまいで全国からの選手・監督をはじめとする多くの来訪者の方々を、温かい気持ちでお迎え、おもてなしできたこと、そして全ての競技が大きな混乱を招くこともなく無事に終了できたことを非常に誇らしく思っております。バリアフリーについては、とちぎ国体、とちぎ大会の両大会で選手が万全の体制で競技できるよう、また、観客や関係者の皆様が安心して観戦や行動ができるよう、県とともに競技会場を整備するとともに、官民が連携して、公共的施設のバリアフリー化や心のユニバーサルデザイン運動を推進してきたので、安心してお越しいただきたいと思います。とちぎ大会については、運営主体である県と連携し、盛り上げていきたいと考えており、市民の皆様には引き続きおもてなしの心でお迎えしていただければと思っております。マスコミの皆様にもご協力いただいたことにも、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

ジャパンカップサイクルロードレースの振り返りについて

記者 ジャパンカップサイクルロードレースを終えての所感と来場者数・経済効果について伺う。
市長 3年ぶりの開催でしたが、チームプレゼンテーションも早いうちから多くの来場者にお越しいただきました。選手も興奮されていました。クリテリウムでは、「弱虫ペダル」の作者である渡辺先生、熊本議長とパレードランに参加しましたが、横断幕で「開催してくれてありがとう」や「感謝」などが示されており、開催して良かったと思っております。ロードレースにおいても熱の入った真剣勝負を選手の皆さんには繰り広げていただきました。プロシリーズということもあり、熱気ある大会になりました。来年は30回大会となりますので、相応しいしつらえと、伝統と歴史を作る点では継続することが大切な要因と思っております。未来永劫に続くような、節目となる30回大会にして参りたいと思います。
都市魅力創造課長 経済効果は現在集計中で、12月までには公表させていただきます。来場者数は、クリテリウムが5万人、ロードレースが7万6千人となっております。

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このページに関するお問い合わせ

総合政策部 広報広聴課 広報グループ(市役所3階)
電話番号:028-632-2028 ファクス:028-637-5151
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