定例記者会見令和3年6月

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1027334  更新日 令和6年3月8日

印刷 大きな文字で印刷

(注意)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。

日時・会場

令和3年6月29日(火曜日)午後1時から
宇都宮市役所・特別会議室

発表事項

それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。

 まず、はじめに、「第11次宇都宮市交通安全計画の策定」についてでありますが、これは、超高齢社会の進行や、LRTの開業など、今後の社会・交通情勢の変化に的確に対応し、効果的な交通安全対策を推進するため、計画を策定するものであります。特徴といたしましては、重点的に対応すべきターゲットとして「子どもや高校生」、「高齢者」、「自転車利用者」に対する周知・啓発を強化するとともに、LRTの走行に伴う交通安全対策の強化、VRを用いた啓発活動や、走行データの分析などの、ICTを積極的に活用した事業を位置付けたところであります。今後は、この計画に基づき、関係機関等と、より一層連携し、交通事故のない社会の実現を目指してまいります。
 次に、「宇都宮市ふるさと納税公益活動支援事業について」でありますが、本事業は、ふるさと納税制度を活用し、本市が寄附の受け入れ先となり、公益活動団体の「資金調達」を支援するものであります。特徴といたしましては、公益社団法人やNPO法人などを対象に公募を行い、各団体の活動に対する寄附を助成するものであり、県内で初めての取組となります。応募期間は、7月1日から7月30日までとなっておりますので、より多くの団体の皆様からのご応募をお待ちしております。
 次に、「MICE開催支援制度の創設について」でありますが、これは、令和4年の「宇都宮駅東口交流拠点施設」開業を契機として、地域に大きな経済波及効果を生み出すMICEの誘致を強化するため、「コンベンション開催支援補助金」などの支援制度を創設するものであります。特徴といたしましては、幅広い分野のMICEに対応した、利用しやすい制度であり、魅力的で競争力の高い補助メニューとなっております。今後、実施主体となる 宇都宮観光コンベンション協会が中心となり、MICEの誘致活動に取り組み、本市の更なる地域経済の活性化を図ってまいります。
 次に、「令和3年度 宇都宮市総合防災訓練について」でありますが、これは、コロナ下におきましても、災害発生時に 迅速に対応できるよう、関係機関や地域の皆様と連携した訓練を実施するものであります。訓練の特徴といたしまして、令和元年台風第19号を受けて強化した災害情報共有システム等を活用し、「災害情報収集・伝達訓練」を実施するとともに感染症対策を講じた「避難所開設・運営訓練」を実施いたします。また、今回の訓練の様子を、映像資料としてまとめ、地域の自主防災会で活用していただき、地域防災力の強化と市民の防災意識の高揚を図ってまいります。

 以上をもちまして、庁議案件の発表を終了いたしますが、新型コロナウイルス感染症対策について、ご報告いたします。

 まず、市内における 発生状況につきましては、今月に入り、クラスターが3件発生し、発生要因といたしましては、マスク無しでの会話、体調不良時の勤務などが考えられますことから、改めて、業種別ガイドラインの遵守等について通知するほか、保健所職員が、社交飲食業の店舗を訪問し、感染症対策の徹底について依頼してまいります。さらに、変異株による、感染拡大の防止に向け、ビジネスPCR等検査支援事業の利用について呼び掛けるとともに、変異株スクリーニング検査のほか、新たに、ゲノム解析を開始してまいります。
 市民の皆様には、マスクの常時着用や手洗いなどの、基本的な感染防止対策とともに、体調に不調を感じた場合には、迷わず仕事や学校を休む・休ませるなど「うつらない うつさない」取組にご協力をお願いいたします。
 次に、「基礎疾患のある方等への接種券の発送」についてでありますが、64歳以下の市民の皆さまへのワクチン接種を速やかに進めていくため、国の示す優先順位を踏まえ、本日、「基礎疾患のある方」へ接種券を発送します。また、6月30日に、「60歳~64歳の方」へ、7月9日に、本市独自の優先対象者である「教職員・保育士等」や「居宅サービス事業所の従事者の方」へ、7月20日には、「12歳から59歳の方全員」へ接種券を発送します。予約受付につきましては、「基礎疾患のある方」は7月2日から、「60歳~64歳の方」は7月7日から開始するなど、順次、行ってまいります。
 さらに、国の大規模接種会場などでの接種を希望される市民の方に対しまして、接種機会の確保のため、予約の際に必要となる「接種券番号」の照会の受付を本日より開始いたします。
 最後に、本市のワクチン接種予約システムにおける、1回目と2回目の同時予約を7月16日から開始いたします。
 今後とも、ワクチン接種を希望するすべての市民の皆さまが、安心して円滑に接種できるよう全庁一丸となって取り組んでまいります。

資料

質疑事項

庁議等案件

「宇都宮市ふるさと納税公益活動支援事業」の実施について

記者 県内初の取り組みは、公益財団法人に補助することなのか、団体を公募することなのか伺う。
財政課長 団体を公募することが県内初の取り組みです。
記者 ふるさと納税の寄附の増減状況について伺う。また、補助する団体数に制限があるのかを伺う。
財政課長 ふるさと納税の寄附額は年々増加しており、令和2年度では1憶7、500万円余となっております。また、補助を必要とする団体の制限等は考えていませんが、公益性を保つため、審査した上で、支援団体を決定していきたいと考えています。
市長 補助を必要とする団体からの要望が数多くありましたので、必要な支援をするために、今回、ふるさと納税制度を活用していきたいと考えています。また、この支援により、まちづくりに資する事業を展開していただくことに繋がっていけばと思っています。

「MICE開催支援制度」の創設について

記者 市内施設などの利用条件や時期などはこれから決まっていくのか伺う。
市長 詳細については、これから決めていきたいと考えています。
観光交流課長 今回の支援制度については、宇都宮駅東口交流拠点施設の開業が契機ではありますが、市内のそれ以外の施設であっても対象となる会議等については、補助対象として支援していきます。
記者 この支援制度の補助の開始時期と終了時期について伺う。
観光交流課長 補助開始は令和4年4月からの交付を予定していますが、支援制度の終了時期は、特に定めておりません。

庁議案件以外

新型コロナウイルス感染症の発生状況と今後の対応について

記者 6月に発生したクラスターの状況についての発言があったが、5~6月の発生状況については、60歳以上の割合が減少し、20~30代の若年層の感染が増加傾向にある。この要因や場面の特徴などの傾向と対応策について伺う。
市長 5月の連休明けから昨日までの傾向ですが、ご指摘のとおり、若年層は増加傾向にあり、高齢者の感染は落ち着き、減少傾向にあります。積極的疫学検査などで多くの聞き取りを行っている保健所の分析では、高齢者はワクチン接種の効果が表れ始め、感染が落ち着いてきているのではないかと考えています。最近の傾向としましては、半数が感染経路不明の状況になっています。感染者の特徴として挙げられるのは、事業所内の感染や接客を伴う飲食店での発生とまん延が増えています。これらの特徴を踏まえ、今回保健所が改めて、社交飲食業への店舗訪問などを行い、業種別ガイドラインの遵守や基本的な感性防止対策の徹底等について注意喚起を行うこととしています。また、変異株についても県内でも少しずつ感染された方が見受けられるようになりましたので、変異株、特にこれからはインド型のデルタ変異株の特定ができるような検査体制にしていきます。
記者 保健所が発表している市の陽性者数は連日二桁で推移し、半数以上が経路不明であり、高止まりが続いている状況にある。現在の感染状況についての市長の見解を伺う。
市長 現在の感染者数は二桁台、20人前後で推移しているところです。これまでは、一週間の中で、土・日・月曜日は検査件数が少ないことから、毎日行っている感染状況の発表の中では、この期間の感染者が少なくなり、火曜日から金曜日は検査件数も多くなることからだんだんと陽性者が増えてくるのが特徴でした。しかし今回は、曜日に関係なく二桁台で推移していますことから、危機感を持っているところであります。そのようなことから、先ほどもお話ししたとおり、変異株の特定や社交飲食業店舗への訪問を行うとともに、企業にビジネスPCR検査の周知などを徹底していき、感染防止に努めていきたいと考えています。また、本市の状況については、10万人当たりの新規感染者数、感染の陽性率はステージ3のレベルになっています。しかし、緊急事態宣言を発出する7つの指標については、すべてでステージ3に移行しているものではありませんので、ここで企業の皆さん、市民の皆さんにご協力いただいて、指標を下げていく努力をしなければならない、大切な時期に差し掛かっていると思います。感染状況を落ち着かせるため、今後は市ホームページやSNSを活用した情報発信を積極的に行っていきたいと考えています。

新型コロナワクチン接種に係る基礎疾患のある方等への接種券の発送について

記者 すでに接種券が発送されている人も含め、ワクチン接種の1回目と2回目の同時予約開始について、7月16日以降になれば同時予約ができるようになるのか伺う。
市長 これまでは1回目の接種予約を取り、その後1回目の接種日当日になると、2回目の予約をする方式でしたが、まだ1回目の接種予約をしていない人が対象になりますが、7月16日からは、1回目の接種予約と2回目の接種予約が同時にできるようになります。ただし、2回分の予約を1回目と同時に取るのか、1回目の接種後に予約を取るのかは、個人の判断になると思われますので、それぞれが選択できるよう、柔軟に対応できるようにしていきます。
記者 国の優先接種の方針等に基づき、順次接種券を発送するスケジュールとなっているが、対象者それぞれのワクチンの接種開始日はいつなのか伺う。また、接種方法は個別接種を中心に進めていくという市の考え方は変わりがないのか伺う。
市長 接種方法の考え方ですが、個別接種を基本に進めていくことには変わりはありませんし、集団接種については、接種機会を確保するため、地区市民センターなどの接種会場を拡大して対応しています。また、職域接種での集団接種についても、国は一時中断していますが、すでに多くの企業が国に申し込みを行っていますので、その支援としては、医療従事者の手配や場所の協力を、これからもしていきたいと考えています。
保健予防課主幹 接種券の発送に伴う対象者の接種開始日ですが、7月10日までの予約枠については、65歳以上の方の1回目の接種を優先させることになりますので、基礎疾患をお持ちの方は7月11日から接種可能となります。60歳から64歳の方は7月11日から接種可能となります。教職員・保育士等、居宅サービス事業従事者の方は7月15日から接種可能となります。12歳から59歳の方は、7月20日に接種券を発送しますが、予約の受付開始や接種開始日については、それ以前に接種券を発送した方の予約状況や接種状況、国からのワクチンの供給状況を踏まえながら、接種開始日などについて、今後、決まり次第、市ホームページや予約サイトなどで周知していきたいと考えています。
記者 ワクチン接種の予約については、これまでは予約枠の上限があって、接種希望者が個別に接種可能日を選択して、接種予約をしてきたと思うが、今回、接種対象者が拡大されるにあたり、今後の予約受付の方法などはどのようになるのかを伺う。また、接種希望者への「接種券番号」が照会できる取り組みは、県内他自治体でも実施しているのかを伺う。
保健予防課主幹 予約枠については、接種対象者がスムーズに予約ができるよう、ある一定の予約枠を確保しています。現在は7月31日までの予約枠を公開していますが、今後は、接種対象者が拡大されますので、8月1日以降の必要な予約枠を、順次公開しながら、予約受付がスムーズに進むよう、取り組んでいきたいと考えています。接種券番号の照会については、県内で実施している自治体があることは認識しているところです。
記者 ワクチンの供給量に応じて必要な予約枠を公開しているとのことだが、今後、ワクチン接種の対象者が拡大されるにあたり、接種希望者が接種できるだけの供給量は確保できるのか、供給量の見通しに不安や懸念材料などはあるのか、見解を伺う。
保健予防課主幹 ワクチンの供給状況については、国が全国市区町村毎の基本計画を定め、市区町村からの要求量も踏まえ、供給量が決定されているところであり、現在、国が示しているのが7月末までの供給の計画となっています。8月以降についても、国が供給の計画を定めてくるところですが、本市としては、接種を希望される皆さんがすべて受けられる分のワクチンの供給を、国にしっかりと要求していくとともに、国から供給されるワクチンの量に基づいて、接種計画を定めていきたいと考えています。
記者 65歳以上の高齢者の接種希望者が想定を上回っていると議会の一般質問などで答弁しているが、それに伴い、接種スケジュールの遅れや、接種希望者に対して供給量が間に合わないなどの問題はあるのか。
市長 ワクチン接種希望者と国の供給量の需給バランスや状況に応じ柔軟に対応できるよう、新たなワクチン接種促進班を発足させました。今後は、65歳以上の人口約13万人に対し、約90%の方が接種を予約していますので、希望者すべてが、7月末までに2回目の接種を受けていただけるようにしていきたいと考えています。

LRT事業の周知活動について

記者 宇都宮市民、芳賀町民らを対象としたライトライン見学会が6月26日から始まった。今後の周知活動について伺う。
市長 ライトラインについては、報道機関の皆様にも多く取材をしていただき、周知いただきましたことを、この場をお借りしてお礼を申し上げます。外観デザインや愛称などについても、多くの市民の皆様に参画をいただきながら、一緒につくりあげてきた車両であり、納入されたライトラインについては、市民の皆様に見ていただきたいと考えています。市としましては、実際に見て、触れて、乗って、体感していただけるよう、コロナの感染対策に配慮しながら、全6日間、24回の見学会を実施しています。そのような中、定員720名を大きく上回る約1,300件、約4,000名のご応募をいただきました。倍率は約5倍となり、たくさんの皆様にご応募いただき、大変ありがたく感じています。6月26日、27日の参加者からのご意見や感想ですが、「近くで見られたり触れたりすることができて、運行開始が楽しみになった。」「椅子の座り心地もよく、デザインもおしゃれ。」「宇都宮のシンボルになってほしい」などの声をいただきました。今後については、今回の応募の倍率が高かったことから、抽選で漏れてしまった方がたくさんいらっしゃいましたので、現在、第2回の見学会の募集も行っています。こちらも抽選になるかと思いますが、多くの皆様に見ていただくために、今後、第3回、第4回と見学会を開催していきたいと考えています。見学会は、コロナ対策を講じなければなりませんし、車両基地内には線路や砂利、車両乗り込み時の段差などもありますことから、皆様の安全対策を講じなければなりませんので、一回当たりの見学者数を制限しなければなりません。ですので、見学会の回数を増やすことにより、見学のご希望に添えるようにしていきたいと考えています。さらに、東西が結合した「鬼怒川橋りょう」では、子どもたちをはじめとした参加者が思い出に残るよう、渡り初めイベントを企画していきたいと考えています。また、車両については、車両基地の整備状況に応じ、車両基地内の走行可能な区間を一部活用して、実際に走行するライトラインを体感できる走行体験会等についても検討しているところであります。これらの体験会については、秋ごろには実施していきたいと考えています。

PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

総合政策部 広報広聴課 広報グループ(市役所3階)
電話番号:028-632-2028 ファクス:028-637-5151
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。