第1回宇都宮市まちなみ景観賞

第1回（平成4年度）宇都宮市まちなみ景観賞受賞作品

景観賞　まちかどの少女像（中央1丁目2番地）

　中央通りの再整備を契機に、沿線住民が駐車場のデッドスペースを巧みに利用して緑のオープンスペースと記念の彫刻を設置したものです。通りを隔てて西側に対峙するまちかど広場とともに中央通りの広がりを生み出し、通りのアクセントにもなっています。

景観賞　泉が丘小・中学校及びプロムナード（泉が丘7丁目12番14号）

　小中学校及び地区のコミュニティセンターを一体化したものとして敷地に配置しています。従来この敷地中央には通りぬけ通路がありましたが、建築にあたり、プロムナードとして各施設共有のアプローチに位置付けました。地域に開かれた公園としてうるおいのある環境を造り出そうとしたものです。

景観賞　長屋門のある家（上欠町1082番地）

　近代建築物が多い今日においては、古いたたずまいを残す農家住宅は少なくなっています。そういう現代において、歴史、伝統に根ざし、景観の原風景を守る配慮を行ったことが評価されました。重厚で風格のある建築物です。

奨励賞　関印房ビル（中央本町1番1号）

　宇都宮の特産品である大谷石を基調にした社屋です。隣には改修により緑と親水スペースを配した釜川がありますが、それと一体感がでています。コンクリートビルの建ち並ぶ街の中央にあって、一見ヨーロッパ風の趣をかもしだしていて、道行く人にうるおいを与えています。

奨励賞　ラパナジールうさぎや（伝馬町4番5号）

　拡幅された大通り沿いに改装された建物です。都心部の大通りに面した店舗ですが、落ち着いたデザインとともに、店の前面を広く壁面後退して空間を確保したことが、ゆとりと風格を感じさせています。また、シースルーシャッターを採用して夜間景観にも配慮しています。

（注意）物件の写真や名称等は受賞当時のものであり、現在は異なっている場合があります。