下ヶ橋町(さげはしちょう) 柿沼初雄(かきぬま はつお)さん
宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。
念願(ねんがん)の日本一(にほんいち)江差追分(えさしおいわけ)全国大会優勝(ぜんこくたいかいゆうしょう)
昨年(さくねん)、北海道江差町(ほっかいどうえさしちょう)で開催(かいさい)された、第(だい)51回(かい)江差追分全国大会一般(えさしおいわけぜんこくたいかいいっぱん)の部(ぶ)で、見事(みごと)、優勝(ゆうしょう)を勝(か)ち取(と)った柿沼初雄(かきぬまはつお)さん。大会(たいかい)に出場(しゅつじょう)し始(はじ)めて18年目(ねんめ)の快挙(かいきょ)に「この大会(たいかい)で優勝(ゆうしょう)することを目標(もくひょう)に努力(どりょく)してきたので、何(なん)とも言(い)えない気持(きも)ちで、うれしくて涙(なみだ)が止(と)まりませんでした」と振(ふ)り返(かえ)ります。
幼(おさな)いころから歌(うた)が好(す)きで、地域(ちいき)の婦人会(ふじんかい)で民謡(みんよう)を習(なら)っていた母親(ははおや)に付(つ)いて行(い)くうちに、自然(しぜん)と民謡(みんよう)に興味(きょうみ)を持(も)ったそうです。「民謡(みんよう)は、その土地(とち)ごとに味(あじ)わいがあり、人間(にんげん)の心(こころ)の中(なか)を表現(ひょうげん)していることに魅力(みりょく)を感(かん)じます」と話(はな)します。
江差追分(えさしおいわけ)は、「民謡(みんよう)の王様(おうさま)」と呼(よ)ばれるほど難(むずか)しい歌(うた)で、「自分(じぶん)にとっても特別(とくべつ)な歌(うた)です」と話(はな)す柿沼(かきぬま)さん。栃木県(とちぎけん)には海(うみ)がないので、県外(けんがい)の海(うみ)へ出掛(でか)け、波(なみ)の音(おと)を録音(ろくおん)して江差(えさし)の海(うみ)をイメージしながら練習(れんしゅう)したり、北海道江差町(ほっかいどうえさしちょう)で行(おこな)われているセミナーに参加(さんか)したりとさまざまな努力(どりょく)を重(かさ)ねました。
「辛(つら)いときは歌(うた)に助(たす)けられています。 歌(うた)うと心(こころ)がすっきりします」と笑顔(えがお)で話(はな)す柿沼(かきぬま)さん。 4月(がつ)には、うつのみや市民賞(しみんしょう)も受賞(じゅしょう)し、「宇都宮(うつのみや)の子(こ)どもたちにも民謡(みんよう)を教(おし)えられる場(ば)を作(つく)っていきたいです。 また、もっと民謡(みんよう)の歌(うた)い手(て)が増(ふ)えて欲(ほ)しいので、指導(しどう)にも力(ちから)を入(い)れていきたいです」と、地元(じもと)への思(おも)いを力強(ちからづよ)く話(はな)す柿沼(かきぬま)さんの今後(こんご)の活躍(かつやく)からますます目(め)が離(はな)せません。
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