下ヶ橋町 柿沼初雄さん

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ページID1008409  更新日 令和6年3月8日

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宇都宮市には、スポーツや芸術をはじめ様々な分野で、日本一になったり日本を代表する活躍をしている人がたくさんいます。そんな、輝いている「宮っこ」を紹介します。

念願の日本一江差追分全国大会優勝

柿沼初雄(かきぬまはつお)さん

昨年、北海道江差町で開催された、第51回江差追分全国大会一般の部で、見事、優勝を勝ち取った柿沼初雄さん。大会に出場し始めて18年目の快挙に「この大会で優勝することを目標に努力してきたので、何とも言えない気持ちで、うれしくて涙が止まりませんでした」と振り返ります。
 幼いころから歌が好きで、地域の婦人会で民謡を習っていた母親に付いて行くうちに、自然と民謡に興味を持ったそうです。「民謡は、その土地ごとに味わいがあり、人間の心の中を表現していることに魅力を感じます」と話します。
 江差追分は、「民謡の王様」と呼ばれるほど難しい歌で、「自分にとっても特別な歌です」と話す柿沼さん。栃木県には海がないので、県外の海へ出掛け、波の音を録音して江差の海をイメージしながら練習したり、北海道江差町で行われているセミナーに参加したりとさまざまな努力を重ねました。
 「辛いときは歌に助けられています。 歌うと心がすっきりします」と笑顔で話す柿沼さん。 4月には、うつのみや市民賞も受賞し、「宇都宮の子どもたちにも民謡を教えられる場を作っていきたいです。 また、もっと民謡の歌い手が増えて欲しいので、指導にも力を入れていきたいです」と、地元への思いを力強く話す柿沼さんの今後の活躍からますます目が離せません。

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