作新学院(さくしんがくいん)小学部(しょうがくぶ)6年(ねん)小潟(おがた)愛実(まなみ)さん
宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。
どこまでも続(つづ)く夢(ゆめ)を描(えが)いて好(す)きだと思(おも)えることに挑戦(ちょうせん)
作新学院(さくしんがくいん)小学部(しょうがくぶ)6年(ねん) 小潟(おがた)愛実(まなみ)さん 令和(れいわ)2年(ねん)3月(がつ)受賞当時(じゅしょうとうじ)
今年(ことし)3月(がつ)、受賞作品(じゅしょうさくひん)が発表(はっぴょう)された、3歳(さい)から15歳(さい)が対象(たいしょう)の世界児童画展(せかいじどうがてん)。毎年(まいとし)、国内(こくない)のみならず、40を超(こ)える国(くに)と地域(ちいき)から応募(おうぼ)があります。今回(こんかい)、国内(こくない)から約(やく)4万(まん)6000点(てん)、海外(かいがい)からは約(やく)3万(まん)4000点(てん)の合計(ごうけい)約(やく)8万点(まんてん)の応募(おうぼ)の中(なか)で、小潟(おがた)さんの作品(さくひん)が、見事(みごと)、文部科学大臣賞(もんぶかがくだいじんしょう)を受賞(じゅしょう)しました。
小潟(おがた)さんは「大(おお)きい賞(しょう)をもらったのは初(はじ)めてなので、とてもうれしい」と、喜(よろこ)びを噛(か)みしめます。
受賞作(じゅしょうさく)は、幻想的(げんそうてき)な星空(ほしぞら)を描(えが)いた「どこまでもつづく夜空(よぞら)」。科学図鑑(かがくずかん)に載(の)っている星空(ほしぞら)の写真(しゃしん)から着想(ちゃくそう)を得(え)て、制作(せいさく)には約(やく)3カ月間(かげつかん)もかけた力作(りきさく)です。暗(くら)い夜(よる)の空(そら)に、星(ほし)が明(あか)かりを灯(とも)す様子(ようす)が印象的(いんしょうてき)なこの作品(さくひん)について、小潟(おがた)さんは「水(みず)で薄(うす)めながら緑(みどり)や青(あお)を塗(ぬ)り重(かさ)ねて、トーンを変(か)えることで表現(ひょうげん)した」と工夫(くふう)した点(てん)を話(はな)します。
また、きらきらと輝(かがや)く星(ほし)には、黄色(きいろ)やピンクなどのさまざまな色(いろ)を使(つか)い、特(とく)に時間(じかん)をかけて丁寧(ていねい)に描(か)き上(あ)げました。絵画(かいが)を描(か)く時(とき)に大切(たいせつ)にしていることは「楽(たの)しんで描(か)くこと」と、はにかみます。
小潟(おがた)さんが絵画(かいが)に興味(きょうみ)を持(も)ったのは、小学(しょうがく)3年生(ねんせい)の頃(ころ)。友達(ともだち)が描(か)いた桜(さくら)の絵画(かいが)を見(み)て「自分(じぶん)もこんなふうに、きれいな色(いろ)で絵(え)を描(か)きたい」と思(おも)ったことがきっかけで、市内(しない)のアトリエ教室(きょうしつ)で美術(びじゅつ)を習(なら)い始(はじ)めました。
月(つき)に2回(かい)ほど通(かよ)うアトリエ教室(きょうしつ)では、絵画(かいが)だけでなく紙粘土(かみねんど)や段(だん)ボールを使(つか)った工作(こうさく)なども行(おこな)います。決(き)まった課題(かだい)はなく、生徒(せいと)が描(か)きたい、作(つく)ってみたいと思(おも)ったものを形(かたち)にする教室(きょうしつ)で、先生(せんせい)にアドバイスをもらいながら、自由(じゆう)に創作(そうさく)をすることで、小潟(おがた)さんの想像力(そうぞうりょく)・創作力(そうさくりょく)が培(つちかわ)われました。
また、一緒(いっしょ)に通(かよ)っている友達(ともだち)の作品(さくひん)を見(み)て刺激(しげき)を受(う)け、新(あら)たな視点(してん)に気(き)づいたり、自(みずか)らの作品(さくひん)に生(い)かしたりもします。
4月(がつ)から中学生(ちゅうがくせい)になった小潟(おがた)さん。「これからは、美術(びじゅつ)の授業(じゅぎょう)を頑張(がんば)りたい。立体的(りったいてき)なものを描(か)くことに挑戦(ちょうせん)したい」と意欲的(いよく)です。また、部活動(ぶかつどう)については、小学(しょうがく)5年生(ねんせい)から始(はじ)めた「茶道部(さどうぶ)に入(はい)りたい」と、顔(かお)をほころばせます。さらに、将来(しょうらい)の夢(ゆめ)は医師(いし)になること。今(いま)は、好(す)きだと思(おも)えるさまざまなことに挑戦(ちょうせん)しています。
好(す)きなことに精(せい)いっぱい取(と)り組(く)み、将来(しょうらい)を見据(みす)える小潟(おがた)さんの目(め)は、夜空(よぞら)に浮(う)かぶあまたの星(ほし)のように、きらきらと輝(かがや)いています。
提供:美育文化協会
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