早川 満世さん

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ページID1032604  更新日 令和6年3月8日

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宇都宮市には、スポーツや芸術をはじめ様々な分野で、日本一になったり日本を代表する活躍をしている人がたくさんいます。そんな、輝いている「宮っこ」を紹介します。

作曲家に合わせた表現で 勝利の音色を奏でる

早川 満世さん

写真:早川 満世さん

今年1月に東京で開催された「第13回日本バッハコンクール」。本動画大会の一般B部門に出場した早川満世さんが、見事、金賞を受賞しました。
 日本バッハコンクールとは、「音楽の原典を学ぶ」をコンセプトとした、日本随一の規模のピアノコンクールです。本動画大会では、動画審査で予選が行われ、本選では、ステージでの演奏が審査されました。
「恩師からもらった楽譜を最大限に表現、演奏できるのは今しかない」と自分を奮い立たせ、参加を決めた早川さん。本選は、その楽譜の中から、自由曲「半音階的幻想曲とフーガ」を選択し、見事、頂点をつかみ取りました。「バッハの生涯などを勉強し、作曲家、作品に合わせた音色の研究に没頭した。本番は、語るように弾くことを意識し、表現できた」と笑顔で振り返ります。
「昔は、演奏で、自己表現することが苦手で、コンクールが得意ではなかった」と語る早川さん。このコンクールを通して、「ステージ上でも、自分の音を聞きながら弾くことができるようになった」と晴れやかな表情で話します。
6歳でピアノを始めた早川さん。幼い頃、毎週、母と脚を運んでいたピアニストが集まるコンサートで、ピアノの音色に感動したことがきっかけでした。「年月が経った今でも母に連れられて聴いた演奏が忘れられない」と当時に思いを馳せます。
その後もピアノに関わり続ける人生を歩んだ早川さんは、ピアノの魅力を「人との繋がりを持つことができる巡り合いのきっかけ」と語ります。
留学先で、出会った恩師からは、「1度の演奏で何を伝えたいのかを考え、後悔しない演奏をすることが大切」と学び、この教えが今回の優勝に繋がったと力強く話します。
今後について、早川さんは、「子どもたちに自分の手の可能性と、それぞれに合った練習方法を教え、子どもたちの可能性を広げたい」と語ります。
また、自身では、「大好きなピアノを弾き続けたい。そして、学び続けたい」と目を輝かせます。
曲や自分の演奏に向き合う早川さん。指導者として後進にバトンをつなぎながら、今後も素敵な音色を探求し続けます。

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