第(だい)74回(かい)国民体育大会(こくみんたいいくたいかい)栃木県代表(とちぎけんだいひょう)チーム
宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。
それぞれの目標(もくひょう)に照準(しょうじゅん)を定(さだ)めて
栃木県代表(とちぎけんだいひょう)チーム 内山 豊(うちやま ゆたか)さん、水井 礼和(みずい のりかず)さん
昨年(さくねん)10月(がつ)に、茨城県(いばらきけん)で開催(かいさい)された「第(だい)74回(かい)国民体育大会(こくみんたいいくたいかい)」。クレー射撃(しゃげき)競技会(きょうぎかい)の団体種目(だんたいしゅもく)では、栃木県代表(とちぎけんだいひょう)チームが序盤(じょばん)から高(たか)い得点(とくてん)を重(かさ)ね、見事(みごと)、総合優勝(そうごうゆうしょう)に輝(かがや)きました。
クレー射撃(しゃげき)は、クレーと呼(よ)ばれる皿状(さらじょう)の標的(ひょうてき)を散弾銃(さんだんじゅう)で撃破(げきは)していくスポーツで、オリンピックの正式種目(せいしきしゅもく)にもなっている競技(きょうぎ)です。国民体育大会(こくみんたいいくたいかい)の団体種目(だんたいしゅもく)は、15台(だい)ある放出機(ほうしゅつき)のうちの1台(だい)から遠方(えんぽう)にクレーが飛(と)び去(さ)る「トラップ」と、左右(さゆう)の放出機(ほうしゅつき)からクレーが放出(ほうしゅつ)される「スキート」という2種目(しゅもく)で争(あらそ)われ、それぞれ3人(にん)1組(くみ)で出場(しゅつじょう)します。総合(そうごう)では、これら2種目(しゅもく)の合計点(ごうけいてん)で競(きそ)い合(あ)います。
総合優勝(そうごうゆうしょう)という結果(けっか)に、スキートに出場(しゅつじょう)した内山豊(うちやまゆたか)さんは「まさか優勝(ゆうしょう)できるとは思(おも)っていなかったので良(よ)かった」、トラップに出場(しゅつじょう)した水井礼和(みずいのりかず)さんは「チーム全員(ぜんいん)が日(ひ)ごろの成果(せいか)を出(だ)し切(き)り、この上(うえ)ない成績(せいせき)を収(おさ)めることができた」と、それぞれに喜(よろこ)びを語(かた)ります。
また、「チームが同(おな)じ方向(ほうこう)に向(む)かって団結(だんけつ)した結果(けっか)」と優勝(ゆうしょう)の決(き)め手(て)を語(かた)る水井(みずい)さんは顔(かお)をほころばせます。
クレー射撃(しゃげき)の魅力(みりょく)は、特別(とくべつ)なトレーニングや体力(たいりょく)が必要(ひつよう)とされないため、生涯(しょうがい)にわたって楽(たの)しめるスポーツであること。さらに、内山(うちやま)さんは「スキートは標的(ひょうてき)1つに対(たい)して、弾(たま)を1発(ぱつ)しか打(う)てないため、ゲーム性(せい)が高(たか)い」と競技(きょうぎ)としての魅力(みりょく)を語(かた)ります。
今後(こんご)の目標(もくひょう)について、栃木県(とちぎけん)クレー射撃協会(しゃげききょうかい)の会長(かいちょう)も務(つと)める内山(うちやま)さんは「選手(せんしゅ)の強化(きょうか)・育成(いくせい)や、若(わか)い人材(じんざい)を増(ふ)やすことに力(ちから)を入(い)れたい。そうして栃木県(とちぎけん)がもっと強(つよ)くなれば」と真剣(しんけん)な面持(おもも)ち。水井(みずい)さんは「またチャンスがあれば、国体(こくたい)に挑戦(ちょうせん)したい」と前向(まえむ)きです。
残念(ざんねん)ながら、2年後(ねんご)の2022年(ねん)に本県(ほんけん)で開催(かいさい)される第(だい)77回(かい)国民体育大会(こくみんたいいくたいかい)では、クレー射撃(しゃげき)競技会(きょうぎかい)の開催(かいさい)はありません。
しかし、選手(せんしゅ)として各地(かくち)を訪(おとず)れた際(さい)、温(あたた)かい歓迎(かんげい)を受(う)けた経験(けいけん)から、内山(うちやま)さんは「栃木県(とちぎけん)の特色(とくしょく)を出(だ)し、栃木(とちぎ)を訪(おとず)れた選手(せんしゅ)たちに、いいところだったと思(おも)って帰(かえ)ってほしい」、水井(みずい)さんは「精(せい)いっぱいのおもてなしで恩返(おんがえ)しをしたい」と、今度(こんど)は迎(むか)える立場(たちば)として、訪(おとず)れる人(ひと)たちを温(あたたか)かく受(う)け入(い)れようとしています。
これからを生(い)き生(い)きと語(かた)る2人(ふたり)は、それぞれの目標(もくひょう)にしっかりと照準(しょうじゅん)を定(さだ)めています。
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