佐藤(さとう) 政大(まさひろ)さん
宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。
有言実行(ゆうげんじっこう) 7年(ねん)越(ご)しに叶(かな)えた夢(ゆめ)
佐藤(さとう) 政大(まさひろ)さん
今年(ことし)6月(がつ)にクロアチアでテニスの国際(こくさい)大会(たいかい)、ITFシニアS1000ウマグ大会(たいかい)が行(おこな)われました。本大会(ほんたいかい)の男子(だんし)ダブルス40歳(さい)以上(いじょう)の部(ぶ)で佐藤(さとう)政大(まさひろ)さんが優勝(ゆうしょう)、同月(どうげつ)に発表(はっぴょう)されたITFシニア45歳(さい)以上(いじょう)の世界(せかい)ランキングで、日本人(にほんじん)初(はつ)となる1位(い)となりました。
佐藤(さとう)さんが出場(しゅつじょう)した、ウマグ大会(たいかい)は30歳(さい)から85歳(さい)まで5歳(さい)刻(きざ)みで区分(くぶん)され、出場者(しゅつじょうしゃ)の年齢(ねんれい)と同等(どうとう)、または年齢(ねんれい)以下(いか)の区分(くぶん)であれば2区分(くぶん)までエントリーすることができます。また、世界(せかい)ランキングは、2年間(ねんかん)で行(おこな)われた大会(たいかい)での獲得(かくとく)ポイントの合計(ごうけい)で決定(けってい)されます。
佐藤(さとう)さんは、今回(こんかい)40歳(さい)以上(いじょう)の部(ぶ)と45歳(さい)以上(いじょう)の部(ぶ)、2区分(くぶん)に出場(しゅつじょう)し40歳(さい)以上(いじょう)の部(ぶ)で優勝(ゆうしょう)。合計(ごうけい)獲得(かくとく)ポイントが1位(い)となり、見事(みごと)世界(せかい)ランキング最上位(さいじょうい)に輝(かがや)きました。この結果(けっか)に「45歳(さい)以上(いじょう)の部(ぶ)では初戦(しょせん)で負(ま)けてしまい、優勝(ゆうしょう)できてほっとした。まさかこの大会(たいかい)で世界(せかい)ランキング1位(い)になれるとは思(おも)わなかった」と驚(おどろ)きと喜(よろこ)びの表情(ひょうじょう)です。
新型(しんがた)コロナウイルス感染症(かんせんしょう)の影響(えいきょう)で、2020年(ねん)3月(がつ)からほとんどの国際(こくさい)大会(たいかい)が延期(えんき)や中止(ちゅうし)となり、本大会(ほんたいかい)も直前(ちょくぜん)まで開催(かいさい)されるか分(わ)からない状況(じょうきょう)でした。そのような中(なか)、名古屋市(なごやし)に住(す)むペアの有本(ありもと)さんと一緒(いっしょ)に練習(れんしゅう)ができないということや、仕事(しごと)をしながら挑戦(ちょうせん)するという難(むずか)しい環境(かんきょう)で、逆境(ぎゃっきょう)をはねのけて得(え)た世界(せかい)ランキング1位(い)への挑戦(ちょうせん)。「ここでやめるわけにはいかない、諦(あきら)めずにわずかなチャンスをものにしたい」と、悩(なや)みながらも約(やく)1年(ねん)2カ月(かげつ)ぶりに海外大会(かいがいたいかい)への出場(しゅつじょう)を決(き)めました。
48歳(さい)で、世界(せかい)ランキング1位(い)という7年(ねん)越(ご)しの夢(ゆめ)を叶(かな)えた佐藤(さとう)さん。自身(じしん)の夢(ゆめ)を追(お)いながら、指導者(しどうしゃ)を目指(めざ)す若者(わかもの)や学生(がくせい)など、夢(ゆめ)をつなぐ若手(わかて)の育成(いくせい)にも尽力(じんりょく)、「挑戦(ちょうせん)することに年齢(ねんれい)は関係(かんけい)ない。同世代(どうせだい)の励(はげ)みになりたい」と力強(ちからづよ)く話(はな)します。
また、佐藤(さとう)さんは幼(おさな)い頃(ころ)の経験(けいけん)から、自身(じしん)の夢(ゆめ)や目指(めざ)すべき姿(すがた)を、恥(は)ずかしがらず口(くち)に出(だ)すことで、夢(ゆめ)の後押(あとお)しをしてくれる人(ひと)が必(かなら)ず現(あらわ)れると感(かん)じ「有言実行(ゆうげんじっこう)」という言葉(ことば)を大切(たいせつ)にしています。次(つぎ)の目標(もくひょう)を「1年後(ねんご)の世界選手権(せかいせんしゅけん)での優勝(ゆうしょう)」と迷(まよ)いなく宣言(せんげん)します。
先(さき)の見(み)えない戦(たたか)いに打(う)ち勝(か)ち、大(おお)きな夢(ゆめ)を叶(かな)えた佐藤(さとう)さん。これからも、止(と)まることなく挑戦(ちょうせん)し続(つづ)け、目(め)の前(まえ)のチャンスをつかみ取(と)ります。
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